CRAFTSMANSHIP

ものづくり

金属を形づくり、 木を整え、 一つの道具へ。

OUR CRAFT

一つの会社だけでは、 完成しないものづくり。

金属を加工する人、木を削る人、組み立て、仕上げ、検品を行う人。

それぞれの技術をつなぎ、一つの道具へ仕立てます。

PLAN

企画・設計

使う場面や修理方法まで考え、商品の方向性と構造を決めます。

CRAFT

専門加工

金属加工や木材加工など、地域の専門技術を持ち寄ります。

FINISH

組み立て・検品・修理

接合、組み立て、仕上げ、検品まで、越路工芸が責任を持って行います。

01 / METALWORK

強さを、使いやすい形へ。

道具の骨格となる金属部分は、ステンレス板を切り、押し、曲げ、必要な形へ少しずつ整えていきます。

丈夫であることだけでなく、洗いやすく、手入れしやすく、毎日の暮らしになじむ形を目指します。

ステンレスの表面を研磨する職人
表面のわずかな違いを、職人の目と手で確かめる。
金属板をプレス加工する工程
01

PRESS

プレス加工

金属板へ圧力を加え、鍋やケトルの本体となる立体的な形を作ります。素材の厚みや伸び方を確認しながら、ゆがみの少ない形へ整えます。

ケトルの注ぎ口を成形する工程
02

FORMING

成形・曲げ加工

注ぎ口や金具など、細かな部品を設計に合わせて加工します。角度や曲線のわずかな違いが、注ぎやすさや持ちやすさを左右します。

金属部品を溶接する工程
03

WELDING

溶接

金属部品を一つにつなぎ、強度と安全性を確保します。接合部は研磨し、触れたときに引っ掛かりがないよう仕上げます。

金属表面をヘアラインに仕上げる工程
04

POLISHING

研磨・ヘアライン仕上げ

表面を磨き、加工跡を整えます。鏡のように光らせすぎず、暮らしの中になじむ落ち着いた質感を残します。

02 / WOODWORK

手に触れる部分を、木でつくる。

持ち手や蓋つまみには、主に国産の山桜を使用します。木目や色、硬さを見極め、製品の用途に合う部分を選びます。

機械だけでは仕上げきれない細かな部分は、職人が手で触れながら整えます。

山桜の持ち手を削り出す職人
一つひとつ異なる山桜の木目

同じ木は、一つとしてありません。
木目と手触りを確かめ、道具に合う形へ。

乾燥させた国産山桜の板材
05

SELECT

木材を選ぶ

木目や乾燥状態、反りや割れを確認し、持ち手やつまみに適した部分を選びます。素材ごとの違いを見極めることが、仕上がりの土台になります。

木の持ち手を削り出す工程
06

SHAPING

削り出す

製品の図面に合わせて木を削り、握りやすい太さと形へ近づけます。機械加工の後も、手で確かめながら細部を整えます。

木の持ち手を手で研磨する工程
07

SANDING

手で磨く

触れたときに角やざらつきが残らないよう、細かな研磨を重ねます。持つ位置や指の当たり方まで確かめて仕上げます。

木部に植物性オイルを塗る工程
08

OIL FINISH

オイルで仕上げる

植物性オイルを染み込ませ、木の表情と手触りを残したまま仕上げます。乾燥や傷が生じた後も、再研磨と再仕上げができます。

03 / ASSEMBLY

異なる素材を、一つの道具へ。

金属と木は、硬さも、伸び方も、変化の仕方も異なる素材です。接合金具の角度や締まり具合を調整しながら、一つの道具へ組み上げます。

図面どおりであることだけでなく、実際に持ち、動かし、使うことで確かめます。

金属の本体へ山桜の持ち手を取り付ける工程
JOINING METAL AND WOOD

わずかなずれが、使い心地と耐久性を左右する。

金属と木の接合位置を調整する工程
09

JOINING

接合調整

金属と木の間に生じるわずかな誤差を確認し、持ち手や接合金具が正しく収まるよう、角度と締まり具合を調整します。

道具の部品を組み立てる工程
10

ASSEMBLY

組み立て

部品を決められた順番で組み上げ、締め付けや位置を確認します。使い続ける中で緩みにくい状態へ整えます。

完成したケトルの使い心地を確認する工程
11

CHECK

使い心地を確認する

持ちやすさ、重心、ぐらつき、蓋や注ぎ口の動きを実際に確かめます。図面だけでは分からない使い心地を確認します。

完成品の表面と仕上がりを確認する工程
12

FINISH

最終仕上げ

細かな傷や汚れ、仕上げのばらつきを確認し、金属と木の表面を整えます。すべての確認を終えて製品が完成します。

商品企画担当者と職人が試作品を確認する様子

FROM IDEA TO TOOL

作る前に、使う時間を考える。

どのような場面で使われるのか。手入れはしやすいか。傷んだときに、部品を交換できるか。企画担当者と職人が意見を交わし、試作品を実際に使いながら改良を重ねます。

作りやすさだけでなく、使いやすさと直しやすさまで含めて設計します。

完成した道具を最終検品する職人

QUALITY CONTROL

最後は、人の目と手で確かめる。

寸法や部品の位置だけでなく、持ち手のぐらつき、金属表面の傷、木部のざらつき、接合部分の安全性まで、一つずつ確認します。

天然木の違いを不良としてそろえるのではなく、製品として問題がないかを見極め、自然な個性として届けられる状態かを判断します。

REPAIR FEEDBACK

直す仕事が、次に作る道具を教えてくれる。

長く使われた道具が戻ってくると、作ったときには分からなかった傷み方や、力のかかり方が見えてきます。

修理で得られた気づきを記録し、部品の形や接合方法、次の商品設計へ生かします。製造と修理を一つの循環として考えることで、より長く使える道具へ改良を重ねていきます。

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OUR MATERIALS

素材を知ることから、道具づくりは始まります。

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